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野外活動には危険は付きモノで、富士登山も例外ではありません。富士登山の体験談を聞くと、「サイコーだった」という人と「サイテーだった」という人がいますが、天候や怪我・病気が大きく関係していることは言うまでもありません。晴れた富士山にはスーツに革靴で登っている人がいますが、雨や風が激しいときにこれでは痛い目にあってしまいます。安全は”結果”ではなく、自分自身で管理するという意識が大切だと思います。
高山病
富士山でよく聞かれるのが高山病。予防・対応はざっくりと次のように分けることができます。
登山前 ⇒前日よく寝る、消化のよいものを食べる、登り始める前に高所順応する
登山中 ⇒ゆっくり登る、水分補給をこまめにする、休憩をきちんととる
高山病になったら ⇒ 深呼吸、無理せず休憩、高度を下げる(下山する)
高山病になると、吐き気・嘔吐、息切れ、めまい、倦怠感、食欲減退、尿量減少、睡眠障害といった症状がでます。筑波大学浅野名誉教授によれば、2500m以上に急激に登ると、25%の人に上記のうち3つ以上が発症し、3500m以上ではほとんどの人が上記のいずれかを経験し、その10%は重症化するとされています。
ほとんどの人は車で2300mまでアクセスすることを考えると、誰もが可能性をもっているわけで、これは普段運動しているとかは関係ありません。
登り始めて最初の休憩の時、ご自分の心拍数を計ってみてください。手首に反対側の指を当てて1分間。最高心拍数(220−年齢)の75%を超えないようであれば、「ゆっくり」ペースの合格ラインということです。個人的には120を超えないようにしています。目安としては「息切れしない」ことですね。半歩ずつ、だらだらと登ることを心がけています。
それから、寝ている間は呼吸が浅くなるため、酸素が十分体に供給されず、高山病になりやすいとのことです。つまり、寝る前は好調だった人が、朝起きたら高山病、ということもあり得るわけです。
脱水をもたらす飲酒や肺動脈圧を高める喫煙も登山中は控えたほうがいいでしょう。また、携帯酸素はあくまで応急措置であり、根本的な解決にはなりません。
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